専攻紹介
専攻の目的
マスメデイアやインターネットなど情報技術の発達と国際化によって、われわれのコミュニケーションはますます複雑化・多様化しています。コミュニケーション専攻では、こうした現代社会の様々な特性や問題をコミュニケーションという切り口で分析します。心理、社会、メデイア、情報、国際の5つのキーワードを軸に、幅広く柔軟な知識を身につけ、体系的に研究できるようカリキュラムが構成されています。学生の個性と意思を尊重する教育方針と教育環境の下で、多彩な研究領域から自分のテーマを見つけ、意欲的に研究していくことができる専攻です。
自分の好きなことを学べるところ,現在はWebの利便性を追求しています.
村岡雅子 コミュニケーション学科4年
「コミュニケーション学科って、何を勉強しているの?」とは、他大学の友だちによく聞かれます。その答えは「自分の好きなこと!」。本当に、同じ学科の学生でも、それぞれ興味の対象が違います。心理学を学びたい人もいれば、社会学やマスコミに関心を持っている人もいます。だからこそ、いろんなタイプの友だちができますよ。また、大学で学んでいるうちに、自分の興味が違う方向へ向かっていくことだってあります。そもそも私は出版に興味がありましたが、いろいろ学ぶうちにWebに興味がわき、現在は渡辺先生のゼミでWebのアクセシビリティについて勉強しています。コミュニケーション学科はこちらの興味に柔軟に対応してくれるのです。
コミュニケーション専攻の歴史
東京女子大学現代教養学部人間科学科コミュニケーション専攻は、1988年4月の現代文化学部の発足とともに、誕生しました.心理,社会,メディア,情報,国際などのキーワードを軸に、コミュニケーションの諸側面を取り上げる斬新な構成は、受験生の注目を集め、新しく学科を編成しようとする他大学から、参考にしたいという問い合わせもかなりあったということです。マス・コミュニケーションだけではなく、人と人とのパーソナルなコミュニケーションも重視し、さらには、マスメデイア以外のさまざまな情報メデイアの発展を視野に入れた総合的なコミュニケーション学科としては、まさにパイオニアといえます。
パソコンの普及度も現在より遥かに低かった当時、日本の情報化の未来を見通し、理論的・実践的な知識と技術の裏づけをもって情報社会の最前線に生きる女性を育てようと構想した、創設メンバーの視野の広さ、確かさは、現在も生きており、何度かのカリキュラム改訂を重ねていよいよ現代的な形で発展しています。既存の学問分野を超えた学際的な研究の必要性もいよいよ高まり、コミュニケーションをめぐる問題の重要性も増しています。それとともに学科の学問・研究への社会的ニーズも高まり、就職率は常に高率を維持し、放送・出版・SEなども含めて、学科の卒業生の各方面での活躍が目立ってきています。
当初、学科は現代文化学部の他の2学科とともに井の頭公園のそばの牟礼キャンパスにありましたが、1997年4月には善福寺キャンパスに移転し、新しい教室・研究室に学生が元気に出入りして、コンピュータなどを駆使した学習・研究をさらに充実した形で行うようになりました。それに先立って、1993年の春からは大学院現代文化研究科もスタートし、その中でコミュニケーションの研究も活発に行われています。
2002年4月には、高等学校の「情報」教員免許状授与資格の認定を文部科学省から受けることができ、情報社会のキャリアを切り開いていく女性たちの学ぶ場として、東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科は、いよいよ充実したものになりつつあります。伝統豊かな東京女子大学のよさを生かしつつ、社会の発展の方向を見据えて、現在進行形で常に発展を続ける元気印の若々しい学科――それが自他ともに認める私たちのイメージです。
2009年4月からは、学部学科編成を一新。現代文化学部コミュニケーション学科から「人間科学科」のコミュニケーション専攻として、心理学専攻、言語科学専攻とまとまってより学際的な研究/教育をおこなっています。