ウェブサイト作成ツールの
アクセシビリティ機能

村岡雅子 (g02c088 @ twcu.ac.jp)

東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科

2006年3月15日
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東京女子大学 村岡雅子
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  1. 研究目的
  2. ATAG 2.0 WDへの適合性調査
  3. 適合性調査方法
  4. 適合性調査結果(Dreamweaver)
  5. 適合性調査結果(HPB)
  6. 適合性調査考察
  7. Dreamweaverユーザの調査
  8. インタビュー手順
  9. インタビュー結果
  10. インタビュー考察
  11. まとめ

研究目的

インターネットの急速な普及によるウェブユーザの増加→ウェブユーザの状況多様化

内閣はe-japan戦略を決定し、医療・介護、行政サービス等において、インターネットを欠かせないインフラと位置づけている。
⇒よって、アクセシビリティに配慮してウェブサイトを作る必要がある。

アクセシビリティの高いウェブサイトを制作する手順を自動化してくれるオーサリングツールに注目

ATAG 2.0 WDへの適合性調査

オーサリングツールに必要なウェブコンテンツのアクセシビリティを向上する機能を明らかにするため、(X)HTMLのオーサリングツールとして利用度の高いDreamweaverとホームページ・ビルダーを調査した。

Authoring Tool Accessibility Guidelines 2.0 Working Draft
W3Cの中のWGが策定した、オーサリングツール開発者のためのガイドライン
4つのガイドラインにそれぞれチェックポイントがあり、チェックポイントごとに達成基準がある
優先度1〜3

チェックポイント3.7

アクセシブルコンテンツ制作をサポートするツールの全ての機能を文書化する。

達成基準1

アクセシブルなコンテンツを作る役割を果たす全ての機能は、ヘルプシステムにおいて文書化されなければならない。

適合性調査方法

適合性調査結果(Dreamweaver)

適合性調査結果(Dreamweaver)
優先度1
CP2.1 達成基準1 N/A
達成基準2
CP3.4 達成基準1
達成基準2
優先度2
CP2.2 N/A 達成基準1 N/A
CP3.7 達成基準1
CP4.1 達成基準1
達成基準2
CP4.2 達成基準1
CP4.3 達成基準1

適合性調査結果(HPB)

適合性調査結果(HPB)
優先度1
CP2.1 達成基準1
達成基準2 N/A
CP3.4 達成基準1
達成基準2
優先度2
CP2.2 × 達成基準1 ×
CP3.7 達成基準1
CP4.1 達成基準1
達成基準2 ×
CP4.2 達成基準1
CP4.3 × 達成基準1 ×

チェックポイント2.2

Transformation(例えば、HTML4.01のまま、テーブル要素をリスト要素に変換すること)と、Conversion(例えば、HTML4.01をXHTML1.0に変えるなど違うフォーマットに変換する場合)と両方の場合において、認識できないマークアップやアクセシビリティ情報は全て保存することを保証する。

結果

XHTML文書を開いてみたところ、元の文書のDTDはXHTML 1.0を使用していたのに、ホームページ・ビルダーがウェブ制作者に通知することなく変更(中身は変えずにDTDのみ)してしまった。

適合性調査考察

適合性調査結果
Dreamweaver
ホームページ・ビルダー
優先度1
4 / 4
4 / 4
優先度2
7 / 10
3 / 10
優先度3
6 / 10
4 / 10

Dreamweaverはほとんどのチェックポイントに適合しており、ATAG 2.0 Working Draftが求めるアクセシビリティ機能を十分に持っているということが分かった。

優先度1においては、Dreamweaverとホームページ・ビルダーともに満点だった。優先度1のチェックポイントはどのオーサリングツールも満たして当然といえるポイントが挙げられている。

Dreamweaverユーザの調査

Dreamweaverにいくら十分な機能があってもユーザが実際に使っていなければ意味がない。

そこで

Dreamweaverのユーザにインタビュー調査

Dreamweaverのアクセシビリティチェックとは対照的な方法でチェック結果を提示するツールとして、aDesignerについても聞いた。

視覚障害者のウェブ利用体験を視覚的にシミュレートするものであり、どこが問題なのか初心者にも分かりやすく提示する。

「到達時間」

音声ブラウザのユーザがページ先頭から各要素まで到達するのにかかる時間。到達するのに時間のかかるものほど暗く表示される。

インタビュー手順

アクセシビリティの知識によってユーザのタイプを3つ設定した。

インタビューは録音し、さらに同行してもらった学生がメモをとり、終了後にすべて書き起こした。その結果をKJ法で分析した。

10月21日までに17人。

HTMLファイルに含まれている複数のアクセシビリティ的な問題をどれだけ修正できるかによって分類した。

テスト用のHTMLファイルには、JIS X 8341-3の要件から10項目の問題を埋め込んだ。

  • DTDがない
  • alt属性がない
  • 単語内スペースを使用している

インタビュー結果

インタビュー結果
JIS X 8341-3 多くのユーザが認知
WCAG 1.0 「知らない」と答えるユーザが7人
アクセシビリティ向上のメリット 「誰でも使える」、「幅広い人に見てもらえる」
アクセシビリティ向上のデメリット 「手間がかかる」、「作業量が増える」
サイトレポートを使わない理由 「すべての項目に対応するのは大変」「どれを修正すれば良いか判断が難しい」

インタビュー考察

インタビュー考察
タイプ1
タイプ2
タイプ3
サイトレポート機能
使う
使わない
バリデータ機能
使う
使わない
aDesigner
知っている
知らない
aDesigner使用経験
ある
ない
DWとaDesingerどちらが分かりやすいか
aDesinger
DWとaDesignerどちらが有効か
aDesigner

まとめ