オーサリングツールの
アクセシビリティ機能の評価

村岡雅子 (g02c088 @ twcu.ac.jp), 渡辺隆行

東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科

2005年9月16日 Human Interface 2005
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東京女子大学 村岡雅子, 渡辺隆行
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1.1 はじめに

JIS X 8341-3:
アクセシビリティに配慮してウェブサイトを制作する必要性

1.2 研究の概略

  1. ウェブアクセシビリティ向上を助けてくれるオーサリングツールを実現
  2. 現在のオーサリングツールがどのような機能を持っているか知る必要がある
  3. 世界的な基準となっているW3Cのガイドライン(ATAG)を用いて適合性調査を行った
  4. 結果:DreamweaverはATAGが要求する機能を十分持っている
  5. さらに、ユーザがどのように使用しているのか調査

2.1 基準としてのATAG

ATAG:オーサリングツールの開発者にアクセシビリティ向上を促すガイドライン

2.2 ATAG 2.0 Working Draft

3. 対象とするオーサリングツール

Dreamweaver

4. ATAGを用いた適合性調査

4.1 調査方法

4.2 Dreamweaverの適合性調査結果

優先度1
CP 2.1
達成基準 1
 
N/A
達成基準 2
WCAG適合コンテンツを作成できるフォーマットのサポート
CP 3.4
達成基準 1
代替テキストを自動生成しない
達成基準 2
機能がはっきりしているときは自動挿入可
優先度2
CP 2.2
N/A
達成基準 1
 
N/A
CP 3.7
達成基準 1
アクセシブル機能がヘルプで調べられる
CP 4.1
達成基準 1
WCAG適合マークアップを優先する
達成基準 2
WCAG不適合マークアップには注意を促す
CP 4.2
達成基準 1
アクセシビリティ機能を使えることが分かるようにする
CP 4.3
達成基準 1
アクセシブルなコンテンツ作成手順を組込んでいる

4.2 Dreamweaverの適合性調査結果(続き)

優先度3
CP 3.5
×
達成基準 1
代替情報の再利用
×
CP 3.6
達成基準 1
アクセシビリティチェック結果の提示
CP 3.8
達成基準 1
アクセシブルなコンテンツの例を示す
CP 3.9
達成基準 1
アクセシブルなコンテンツ作成のチュートリアルを提供
CP 4.4
達成基準 1
アクセシビリティ機能はカスタマイズ可能
WCAGに依存する優先度
CP 2.3
達成基準 1
自動生成コンテンツのアクセシビリティ確保
CP 2.4
×
達成基準 1
デフォルトコンテンツはWCAGに適合
×
CP 3.1
達成基準 1
WCAG適合コンテンツ作成のサポート
CP 3.2
達成基準 1
WCAG適合のため常にチェック
達成基準 2
不適合のチェック結果を示す
CP 3.3
達成基準 1
不適合項目の修正方法の提示
達成基準 2
各問題ごとの修正方法提示

5 調査結果

6. Dreamweaverユーザの調査

6.1 ユーザタイプの確認(方法)

インタビューしたユーザが各タイプに合致しているか確かめるため、各ユーザが制作に関わったウェブサイトのアクセシビリティチェックを行った。

調査方法:
Dreamweaverの「サイトレポート」機能を使ってJIS X 8341-3に準拠しているかチェック(チェック結果には、「要修正項目(問題のある項目)」と「要チェック項目(問題があるかもしれない項目)」があったが、「要修正項目」のみを対象とした。)
調査対象:
各ユーザが制作したウェブサイトのトップページ(FLASH版とHTML版が用意されている場合はHTML版を対象とした。)と、トップページから直接リンクがあるページ

6.1 ユーザタイプの確認(結果)

Aさん(フリーで活動、28歳):
平均エラー数1.9
Bさん(ウェブ制作会社Iでデザインエンジニア、26歳):
平均エラー数3.4
Cさん(ウェブ制作会社Iでデザイナー、26歳):
評価できるウェブサイトなし
Dさん(ウェブ制作会社Iでデザイナー、20歳):
平均エラー数13.4
Eさん(ウェブ制作会社Hでデザイナー、27歳)
評価できるウェブサイトなし

6.2 ユーザタイプの分類

タイプ1a Aさん
タイプ1b Bさん
Cさん
Eさん
タイプ2 Dさん
タイプ3  

6.3 aDesigner

インタビューでは、Dreamweaverとは全く異なる方法でアクセシビリティ問題を指摘するツールであるIBMのaDesignerについても質問した。

aDesignerとは、視覚障害者のウェブの利用体験を、晴眼者にも分かるよう視覚的にシミュレートするチェックツールである。例えば「到達時間」というものが設定されており、これは音声ブラウザのユーザがページ先頭から各要素まで到達するのにかかる時間を指している。aDesignerはこの到達時間の長さを背景色の濃淡で表し、暗く表示されるとウェブサイト制作者自身も読みにくく、その不便さが視覚的にはっきりとわかりやすい。

6.4 インタビュー結果のまとめ

タイプごとの質問結果表
  1a 1b 2
DWの学習方法
独学(本)
JISの認知度
対応サイト制作経験あり
知っている
HTMLとCSS
分けている
アクセシビリティチェック機能
利用
利用しない
aDesigner
知っている、使っている
知らない
aDesignerでソースコード改善
分かる
分からない
aDesignerとDWどちらが有効か
Dreamweaver
aDesigner
aDesignerの必要性
必要ない
必要

7. 考察