JIS X 8341-3とWCAG 2.0の協調:
WCAG 2.0策定の最新情報

渡辺隆行 (nabe @ lab.twcu.ac.jp)

東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科

2005年9月13日 第3回A.A.Oセミナー
[配布資料用メモ]
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はじめに

INSTACに設置された「ウェブアクセシビリティ国際規格調査研究部会」(WG2)主査 及び W3CWCAGワーキンググループ参加者として,国際協調の視点から,W3Cで策定中のWCAG 2.0を紹介する.

"The power of the Web is in its universality. Access by everyone regardless of disability is an essential aspect." -- Tim Berners-Lee, W3C Director and inventor of the World Wide Web

I. ウェブのアクセシビリティ・ガイドライン

I.1 W3Cのガイドライン:WCAG 1.0

WCAG 1.0:1999年5月策定.現段階でもW3Cの正式勧告

I.2 日本のガイドライン:JIS X 8341

I.3 日本のガイドライン:JIS X 8341-3

II. W3C (World Wide Web Consortium)

W3C:ウェブ技術の標準化と推進を目的とした国際企業コンソーシアム

II.1 WAI (Web Accessibility Initiative)

WAI:技術,ガイドライン,ツール,教育普及,研究開発によってWebアクセシビリティを追求

III. WCAG 2.0 ワーキングドラフト

WCAG (Web Content Accessibility Guidelines) ワーキンググループは,WCAG 2.0を数年前から作成中.

情報技術標準化研究センターで和訳を公開予定(9月中旬)

III.1 WCAG 2.0 の特徴

WCAG 2.0に対する要求

III.2 WCAG 2.0 の構成

III.3 WCAG 2.0 利用上の注意

III.4 WCAG 2.0 現WDのガイドライン

III.4 続 WCAG 2.0 現WDのガイドライン

III.4 続 WCAG 2.0 現WDのガイドライン

III.5 WCAG 2.0 現WDの例:ガイドライン3.1 (meaning)

3.1 テキストコンテンツは読めて理解できるものとする

続 ガイドライン3.1 (meaning)

III.6 WCAG 2.0入門

IV. ガイドラインの国際協調

IV.1 W3C以外との国際協調

V. ガイドラインを越えて

ガイドラインによりウェブ・アクセシビリティに対する関心が高まり,基盤ができた.チェックツールもある.

ウェブコンテンツのガイドラインは,コンテンツ,つまり(X)HTMLやCSSの作者に対するガイドラインであるので,(X)HTMLの要素の使い方やマークアップの仕方,CSSの使い方などの観点から配慮すべき点を述べざるを得ない.しかし,アクセシビリティ問題は,あるコンテンツを人間が実際に利用する場面で生じる問題なので,コンテンツ側で議論できる問題と1対1に対応が付くわけではない.

ガイドラインに頼りすぎると利用者の視点を見失うので注意が必要.

V.1 プロセスの重要性

ガイドラインに頼るのではなくガイドラインをどう活用するかという発想が大事.

V.2 今後必要なこと (私の関心)

まとめ

付録:JIS X 8341-3 5章

5章「開発及び制作に関する個別要件」:開発・制作において配慮すべき技術的な要件を規定.主として開発・制作者を対象.「しなければならない」レベルと「望ましい」レベル,及びその混合レベルの個別要件がある.

JIS X 8341-3: 5.1 規格及び仕様

JIS X 8341-3:5.2 構造及び表示スタイル

JIS X 8341-3:5.3 操作及び入力

JIS X 8341-3:5.4 非テキスト情報

JIS X 8341-3:5.5 色及び形

JIS X 8341-3:5.6 文字

JIS X 8341-3:5.7 音

JIS X 8341-3:5.8 速度

JIS X 8341-3:5.9 言語

付録:JIS X 8341-3 6章

6章「情報アクセシビリティの確保・向上に関する全般的要件」:企画から保守・運用に至る(全般的な)プロセスにおいて配慮すべき個別的な要件を規定.主として運用管理・運用担当者を対象.