WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフト研究会
- JIS X 8341-3 と WCAG 2.0 の国際協調 -

最新ニュース

2006年5月17日
パブリックコメント議論の記録を公開しました.
2006年5月11日
"About Baselines and WCAG 2.0"の翻訳を公開しました.研究会でも議論になったベースラインの解説資料としてご利用ください.
2006年5月8日
雨の中,昨日の研究会にご参加いただき,ありがとうございました.ベースラインとユーザエージェントの機能の議論など,WCAG 2.0適用にあたって本質的な問題となりそうな点を議論することができました.議論の記録は,遅くとも今月中に公開します.みなさまからも,WCAG 2.0の良い点を支持し,日本から提案した項目が必要であることを指摘し,改善が必要な部分に改善案を述べるようなパブリックコメントを出してください.
2006年5月7日
直前で申し訳ございませんが,WCAG2.0の翻訳をupdateしました.前回との変更点は,付録Dの一部です.WCAG 1.0とのMappingの優先度2と3の項目などが追加されています.また,植木氏の発表資料(パワーポイント)を公開しました.
2006年5月6日
当日使う資料の渡辺分を「4.1 研究会のイントロダクション」に掲載しました.
2006年5月5日
参加申し込みを締め切りました.
2006年5月5日
Understanding WCAG 2.0の翻訳を公開しました.大量の文書量なので,重要なところだけ翻訳してあります.Understandingを参照しながらWCAG 2.0本文を読むことを強くお薦めします.
2006年5月2日
JISとWCAG2.0のマッピング表(Excel)をアップデート(5月2日15:30版)しました.注釈が書いてあるので,参考にしてください.
2006年4月30日16時
パブリックコメント提出プログラムに詳細を追加しました.
2006年4月30日
お待たせしました.WCAG2.0の翻訳JISとのマッピング表(Excel)の第1バージョンを公開しました(マッピング表は30日15時過ぎにバージョンアップしました).研究会までにこれらの参考資料を読んでおいてください.
2006年4月28日
(現地時間の4月27日に)WCAG 2.0 Last Call Working Draftが公開されました.「3.2 参考資料」から公開された文書にリンクを張りました.
2006年4月27日
参加申し込みをされた方全員に,参加可能メールを送らせていただきました.7日にお目にかかるのを楽しみにしています.(現在の申込者数は50名なので,若干名ならまだ参加申し込み可能です.)

1. 開催案内

ウェブ技術のデファクト・スタンダードを定めているW3Cが,WCAG (Web Content Accessibility Guidelines) 1.0というウェブコンテンツのアクセシビリティガイドラインを1999年に公開したことは皆さんご存じだと思います.WCAG 1.0は世界中で注目され,日本でも,これを元にしたガイドラインがいろいろ作成されました.このガイドライン策定後,既に6年が過ぎ,WCAG 1.0の欠点もいろいろ明らかになっています.そこで,W3CのWCAGワーキンググループはWCAG 2.0の開発を進めてきましたが,2006年4月27日にWCAG 2.0 Last Call Working Draftが公開されました.ラストコールというのは,原案がドラフトレベルを終了したことを内外に示す段階です.ラストコールを通過した勧告案は,大きな修正を受けずにW3Cの正式な勧告文書にまで進むと思われます.

皆さまご存じのように日本では,2004年6月20日に,JIS X 8341-3「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス-第三部: ウェブコンテンツ」が日本工業規格として公示されました.(財)日本規格協会・情報技術標準化推進センター(INSTAC)は,2004年度から「ウェブアクセシビリティ国際規格調査研究部会(WG2)」を設置し,JIS X 8341-3の国内推進と,JIS X8341-3と国際規格との協調作業を進めています.たとえば,JIS X 8341-3とWCAG 2.0との差をなくし,一方のガイドラインに準拠したウェブサイトがもう一方のガイドラインに準拠するのを容易にするため,JISにあってWCAG 2.0ワーキングドラフトに含まれていない項目や表意文字を使う日本語で特に顕著な問題をWCAGワーキンググループに提案したり,WCAG 2.0ワーキングドラフトの和訳をINSTACのウェブサイトで公開したりしてきました. (国内及び国際的な活動の詳細は,「渡辺のウェブサイトの最新情報」参照.)

今回,WCAG 2.0のラストコール・ワーキングドラフトが公開されるのを受けて,我々は,両ガイドラインの国際協調をさらに前進させたいと考えています.ITRC(日本学術振興会産学協力インターネット技術第163委員会)UAI分科会と,Network Accessibility Project (NAP)は,2003年と2004年にJIS X 8341-3に関する研究会を開催しており,多くの参加者に来ていただきました.そこで今回もこの2団体の共催で,WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフトの研究会を開催します.

今回の研究会は,以下3つの目的を持っています.

  1. 既にWCAG 1.0を知っている人に,WCAG 2.0の詳細を勉強していただく.
  2. ウェブのアクセシビリティ・ガイドラインが日本と国際で共通していて欲しいという観点から,皆さんの意見・アイデア・質問を伺う.
  3. 研究会の成果として,主にJIS X 8341-3との国際協調という点から,WCAGワーキンググループに対し,WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフトの改善案を出す.

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2. 研究会概要

日時
2006年5月7日(日) 13時30分~18時
主催
後援
(財)日本規格協会・情報技術標準化推進センター(INSTAC)
場所
東京女子大学 善福寺キャンパス 24101号室(24号館1階)
〒167-8585 東京都杉並区善福寺2-6-1
中央線西荻窪駅または吉祥寺駅からバスで15分あるいは徒歩20分.
定員
60名 (議論を活発にするために定員を設けます.先着順に受け付けます.)
(追記:開催二日前になったので,5月5日に申し込みを締め切りました.5月4日までに申し込まれた方は全員参加可能です.)
参加費
無料
お問い合わせ先
jis-workshop@accessibility.org

プログラム

  1. 13:30~14:00:研究会のイントロダクション (東京女子大学現代文化学部 渡辺隆行)
  2. 14:00~15:30:WCAG 2.0 解説 (インフォアクシア 植木真)
  3. 休憩(30分)
  4. 16時頃から:パブリックコメント議論

司会:梅垣正宏(電気通信大学)

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3. 事前準備

研究会当日の議論を活発にし,議論の焦点を絞るために,参加者には事前勉強をしていただきたいと思います.「ウェブアクセシビリティ国際規格調査研究部会」でWCAG 2.0を翻訳し,ウェブで公開しました.参加者は,この和訳あるいは原文を研究会までに読んで,WCAG 2.0を予習してください.WCAG 2.0とJIS X 8341-3の共通点及び相違点を示す文書も公開しましたので,それを参考に,各自の意見を考えておいてください.また,メーリングリストも立ち上げますので,事前に意見や質問を出してください.

つまり,参加される方は,下記「3.1 参加登録」で参加登録をし.「3.2 参考資料」を予習し,また,「3.3 メーリング・リストについて」のメーリングリストを活用してください.

3.1 参加登録

5月5日,参加登録は締め切りました.参加予定者数は,主催者側と合わせて54名です.

3.2 参考資料

JIS X 8341-3

参加される方は、JIS X 8341-3を熟読の上、ご参加ください。JIS文書は、下記Webサイトで閲覧・入手可能です。

オンライン閲覧:
日本工業標準調査会の「JIS検索」で「X8341-3」と入力して検索すると、JISのPDF文書を閲覧できます。ただし、ここでは保存や印刷はできません。
オンライン購入(3,045円、カラー印刷56ページ):
日本規格協会JSA Web Storeで「X8341-3」と入力して検索すると、規格票のPDFや冊子を購入できるページが表示されます。

WCAG 2.0 関連文書

参加される方は,下記文書を熟読の上,ご参加ください.

比較表は我々(主催者)の考えを反映した表ですので,皆さまは別の意見を持たれても構いません.

4月27日に公開されたラストコール関連の文書の原文は下記にあります.

WCAG 2.0本文だけでは記述が抽象的でわかりにくいので,各Success Criteriaの意図や技術例は,Understanding文書を参照することをお薦めします.Understanding文書に書かれた技術例へのリンクをクリックすると,Techniques文書に飛んでいきます.つまり,本文,Understanding,Techniquesの3段構えで抽象的なSuccess Criteriaから具体的な技術例に降りていく構成になっています.

以下は,4月27日に公開された上記文書と関連が深い文書です.

その他,関連文書とサイト

以下に挙げる文書も本件に関連が深いものです.

  1. W3C Web Content Accessibility Guidelines 1.0
  2. アメリカ、リハビリテーション法 508条施行規則 Electronic and Information Technology Accessibility Standards

なお、これらの文書に関する日本語の情報としては、以下のようなものがありますので、参考にしてください。

3.3 メーリング・リストについて

今回の研究会の議論を活発にするために,NAPが開設しているメーリングリストを使います.今後の情報などもこのメーリングリストを中心に流していきますので,研究会に参加される方はもちろん,当日の参加はできないがこの問題に関心があるという方もぜひ登録してください.

登録方法など詳しくは,web@accessibility.orgメーリング・リストに関する情報ページをご覧ください.なお,このメーリング・リストへの投稿は、
<URL: http://lists.accessibility.org/web/>
で逐次公開されています.

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4. 研究会の発表資料

4.1 研究会のイントロダクション

4.1.1 はじめに

質問があったらいつでも手を挙げてください.発言はすべてマイクを使ってください.

4.1.2 研究会開催の経緯と主催者紹介

ITRCとNAPの紹介
ITRCUAI分科会
日本学術振興会産学協力インターネット技術第163委員会の分科会の一つ.ITRCは,産学連携の場として,年2回の研究会を開催.W3Cの会員でもある.UAIでも「ウェブ・アクセシビリティを学問として捉えて,産業界に応用する」活動を展開.企業会員募集中.お問い合わせは渡辺まで.
Network Accessibility Project (NAP)
利用者・開発者・研究者といった枠組みや障害の種別を越えた協力体制を築き、情報通信分野におけるアクセシビリティの確立を目指す団体.代表は,高村明良先生と中根雅文氏.
ITRC/UAIとNAPによる過去の研究会
渡辺研究室の研究紹介

調査・研究をベースにして,ウェブ・アクセシビリティ向上に必要な部品を組み立てていきたい.

4年生の就職もよろしくお願いいたします.

4.1.2 JIS X8341-3とWCAG 2.0協調の必要性

日本は情報通信分野のアクセシビリティガイドラインであるJIS X 8341シリーズを策定し,その成果をISOに国際提案しています.

米国や欧州でも,情報分野のアクセシビリティ規格を制定し,ISOに国際提案しようという動きが進んでいます.ISO規格は国内にも影響を与えるので,アクセシビリティについて国際的な視野で考えることが必要です.

ウェブ・コンテンツにおいては,日本国内ではJIS X 8341-3が準拠すべき基準となります.しかし世界的には,WCAG 2.0が大きな影響を持つことは間違いありません.我々は,WCAG 2.0と協調し,JIS X 8341-3に準拠したサイトが基本的にWCAG 2.0にも適合でき,その逆も真なりという状態になることを目指しています.また,JIS X 8341-3の成果を取り入れたWCAG 2.0が,ISOにおいて世界標準となることを提案しています.

JIS X 8341-3策定後,JIS WG2は,日本語のような漢字文化圏で顕著となるアクセシビリティ問題をWCAG WGに提案したり,日本で適用できないものがWCAG 2.0に含まれないようにWCAG WGに意見を出したり,WCAG 2.0の日本での理解を促進するような活動を展開してきました.

日本語で顕著な問題

以下の問題をWCAG WGに指摘し,WCAG WGで議論しました.JIS X 8341-3とWCAG 2.0の比較表を見れば,我々の意見がかなりWCAG 2.0に取り込まれていることがわかると思います.

読みが決まらない単語:"三田","行った"
固有名詞などは,読みが難しいので,何らかの方法で読み方を付与しておく必要がある.英語にも同例がある.晴眼者は読みがわからなくても字形だけで漢字を認識できるが,視覚障害者は音声化ソフトの読み上げ方に依存する.
縦書き
Webページで縦書きを実現するために,1文字ごとに改行要素を挿入している場合がある.見た目には縦に並んだ単語に見えても,(X)HTML的にはばらばらの文字の並びに過ぎないので,読み上げソフトは正しく音声化できない.
見た目が似ている文字:'ー' (長音), '―' (全角ダッシュ), '-' (全角マイナス)
かな漢字変換で間違えやすい."リード"は正しいが,"リ―ド"は間違い.見た目には間違いに気づかないが,読み上げると意味を成さない.英語の例:'0' (zero) と 'O' (o), '1' (one) と 'l' (l).
読みにくい文字:"聾"
画数が多い文字は,フォントサイズを大きくするか,読みやすいデザインのフォントを用いないと読みにくい.

 

言語関連のその他の問題

複数の文字コード
正しい文字コードが明記されてない場合は文字化けの原因となる.欧州言語の文字コードも事情は同じ.
複数の文字集合
利用者が多い MS Windowsは,JIS X 0201 及び JIS X 0208以外の特有の漢字(丸付き数字やローマ数字など)を含む.そのため,他の環境で文字化けする.
複数の文字種
振り仮名は,表音文字の「ひらがな」でも「カタカナ」でも書ける.数字は,ASCII 7 bit(JIS X 0201)の半角数字でも,JIS X 0208の全角数字でも書ける.FORM要素に氏名の振り仮名を入力するときに,このようなあいまいさが問題になる.(しかし,FORMを処理するスクリプトが賢ければ,ひらがなでもカタカナでも全角数字でも半角数字でも処理できるはず.)
日時の表記方法の曖昧さ
"2005/07/19"は曖昧な表記法なので,日付として読み上げられない場合がある.
表意文字として利用される全角記号の曖昧さ:☆, ★, ※, *
日本語は,文字の種類が多い.全角記号もいろいろあり,違いが曖昧.使用意図が第3者に明白でないので,問題を生じやすい.スクリーンリーダによって読み方も異なる.

4.1.3 研究会の進め方

本研究会の目的は,以下の通りです.

  1. 既にWCAG 1.0を知っている人に,WCAG 2.0の詳細を勉強していただく.
  2. ウェブのアクセシビリティ・ガイドラインが日本と国際で共通していて欲しいという観点から,皆さんの意見・アイデア・質問を伺う.
  3. 研究会の成果として,主にJIS X 8341-3との国際協調という点から,WCAGワーキンググループに対し,WCAG 2.0 ラストコール・ワーキングドラフトの改善案を出す.

JIS X 8341-3は既にご存じだと思いますので,まず,植木氏に,今回公開されたWCAG 2.0の最終勧告案の概略と読み解き方を説明してもらいます. その際には,WCAG 2.0和訳Understanding WCAG 2.0和訳が参考になります. 次に,我々が作成した,JIS X 8341-3とWCAG 2.0の比較表を元に,両ガイドラインの共通点や相違点を説明します. 最後に時間をたっぷり取って,質疑応答や,パブリックコメントを検討したいと思います.

パブリックコメント提出

WCAGワーキンググループは,5月31日(現地時間)まで,WCAG 2.0ラストコール・ワーキングドラフトに対するパブリックコメントを受け付けています.今回の研究会の成果を元に,「ウェブアクセシビリティ国際規格調査研究部会」からパブリックコメントを出します.また,参加者の皆さんがそれぞれにWCAGワーキンググループにパブリックコメントを出すのもお手伝いしたいと思います.パブリックコメントの提出方法は,How to Comment を参照してください.

パブリックコメント作成に当たって,以下の点でWCAG 2.0を検討すると良いと思います

4.2 WCAG 2.0 解説

植木氏の発表資料 (パワーポイント).同じ内容を文字だけにしたWord版が必要な方はお申し出ください.

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4.3 パブリックコメント議論の記録

注意:以下の記録は,当日の発言を要約した物です.記録及び要約のエラーや勘違いにより,発言者の真意とずれている場合があります.

Q: ベースラインの考え方は面白いが、疑問に思うことがある。HTMLとか、XHTMLとかをベースラインに入れるとあるが、例えばHTML4.01をフルサポートしているUAはないのか?IEの独自拡張要素などUA毎に使える要素が異なるので、結局は難しいのでは?
Q: ベースラインを導入すると誰が得をするのか?利用者側にとって、どのようなメリットがあるのか?
Q: ベースラインはリハ法対策なのか?ベースラインに定義されていないUAを使っている人からの訴えは退けられるからか?
Q: WCAG2.0を見ると、フレームやレイアウトテーブルを使うなと書いてない、JISではできるだけ使うなとある。このあたりはどうなのか?Flashでも、Navigationは簡単だがMovieはCaptionだから大変だから、細かく規定する必要があるのか?
Q: WCAGの考え方。確認。製作・運営者のためのものなのか。ユーザーに対して、とは感じられなかった。誰のためのガイドライン?
Q:達成基準について。「最小限」とはどういう基準か。制作側の実装の容易さか? ユーザーの使い勝手なのか?
Q: 輝度コントラストなど文中の数値的な基準の根拠は何か?
Q: キーボードアクセスとUAの関係で、支援技術なしでキーボードアクセスを提供している必要がある。支援技術を使わないキーボードアクセスは可能だが、支援技術がかかわるとできない場合がある。例:gmail等。他の部分で解決できるのか微妙だろうか?
Q: JISとWCAGの比較について。Validでない場合、どのようにテスタブルと確認するか?
Q: Conformance のaggregate contentについて。噛み砕いて教えてほしい。関連して、WCAG2.0はWebのAuthorに対して、どこまで責任を持てといっているのか?自分がやっていないものに対して責任をもて、といっているのか?
Q: ベースラインのConformance Claimについて。事例もいくつか出ていたが、Human UnderstandableだがMachine Understandableでない。そのような方向で検討はされているのか。関連して、URLを正規表現で書くように、だと任意のページを対象にできないのでは?

先ほどの質問で挙げた例は良くなかった。Flash Movieと静的なコンテンツで分けると、聴覚障害の人のアクセシビリティを考慮していない、という話になりよくない。取り下げてほしい。

技術なので、いろいろレベルがある。技術で押さえるか、人間のレベルで押さえるか、UAのレベルで押さえるかその組み合わせによって異なってくる。このベースラインは、Technologyで押さえろ、ということ。

Q: Sufficientを決めた基準は何か?
Q: ベースラインの考え方はいいが、これがないとWCAGへの適合が宣言できない。ベースラインに適合していることを公開する必要がある。客観性を確保するためにはどうすればよいのか?
Q: ある特定の政府は住民のUAを特定できるので、その技術に合わせてWebを作れるとあるが、その基準が分からない。これはUAを指定できる、ということなのでしょうか。また、閲覧者の環境をかなり特定してしまうのでないか。
Q: 非テキストについて。JISにはその点を具体的に書いてあるが、WCAGでは概念的に書いてあるので読んだときにわかりにくい。より多くの人に知ってもらうにはどうすればよいか。
Q: JISはひとつで、W3CはUA/AT/Contentsで分かれていてずれが出ないかな、ということ。
Q: 最初に触れていた、テストツールが言及されていたが、当事者のユーザーギャップを解消していくことが重要だと思う。その点に関して、どのような方法で押さえていくか。
Q: べースラインの想定技術について。Understanding 4.2.6 swingについて、開発フレームワークを知っているメンバーで書いたのか?
Q: 今回の2.0は細かい数字が出ていていい。ただ、輝度コントラストの計算式を見ると結構複雑。セーフカラーだけでも輝度値をあらかじめ計算した表がほしい。
Q: JIS 5.6 b)で対応する部分がunderstandingにしかない、いいのか?
Q: ベースラインで規定されていない規格を使った場合、本文4.2.2で「…」という記述でいいのか。
おわりに

渡辺: 今年の秋に,W3Cのミーティングが日本で開催される予定なので,その機会にW3C/WAIとJIS共催のセミナーを開催したいと思っている.開催する場合は,皆さんにも案内します.

中根: 意見を交換できる機会ができてよかった.JISの委員会からパブリックコメントを出すけれども,同じ意見でも皆さんからも出して欲しい.同じ声が多ければ重視されます.反論意見もあってしかるべきです.NAPのメーリングリストでコメントの概要を共有し,少しでも力のあるコメントを日本から出したいと思う.締め切り間際で,出そうと思っている人だけで打ち合わせしてもよいかと思う.

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jis-workshop@accessibility.org

2006年5月17日 20:00  更新  Valid XHTML 1.0 Strict