2005年12月22日(最終更新日: 2005年12月20日 )
User Agent Accessibility Guidelines 1.0(和訳)
翻訳者:表あい
【注意】 この文書は、W3Cが公開している2002年12月17日付の「User Agent Accessibility Guidelines 1.0」(原文は英語)のチェックポイントのみを日本語に翻訳したものです。このガイドラインの正式な文書は、あくまでW3Cのサイト内にある英語版であり、この文書には翻訳上の間違い、あるいは不適切な表現が含まれている可能性がありますのでご注意ください。また、リンク先は英語の場合もあります。ご了承ください。
- 優先度
- 各チェックポイントは、障害を持った人にとっての重要性を示す優先度に割り当てています。
- 優先度1
- ユーザーエージェントがこのチェックポイントを満たさない場合、障害をもっている人たちがウェブにアクセスすることが出来ません。このチェックポイントを満たすことは、ユーザがウェブにアクセスするための基本的な要件です。
- 優先度2
- ユーザーエージェントがこのチェックポイントを満たさない場合、障害を持っている人たちがウェブアクセスするのが難しくなります。このチェックポイントを満たせば、ウェブにアクセスすることが難しい人たちの障壁を取り除くことができます。
- 優先度3
- ユーザーエージェントがこのチェックポイントを満たせば、障害を持った人たちがウェブにアクセスしやすくなります。
Guideline1:Support input and output device-independence:ガイドライン1. 入出力デバイスに依存しないアクセスをサポートする
1.1 Full keyboard access : キーボードだけで全てにアクセスする(優先度1)
1.2 Activate event handlers : イベントハンドラを起動する(優先度1)
1.3 Provide text messages : テキストメッセージを提供する(優先度1)
Guideline2:Ensure user access to all content:ガイドライン2. 全てのコンテンツにユーザがアクセスできることを保障する
2.1 Render content according to specification : 仕様に沿ってコンテンツを表示する(優先度1)
2.2 Provide text view : テキスト表示を提供する(優先度1)
2.3 Render conditional content : 条件付のコンテンツを表示する(優先度1)
2.4 Allow time-independent interaction : 時間の制約を受けないインタラクションを許す(優先度1)
2.5 Make captions, transcripts, audio descriptions available : 字幕、テキスト・トランスクリプト(オーディオ情報のテキスト等価物)、音声による説明を提供する(優先度1)
2.6 Respect synchronization cues : 同期のキューを尊重する(優先度1)
2.7 Repair missing content : 不足しているコンテンツを修復する(優先度2)
2.8 No repair text : テキストによる修復をしない(優先度3)
2.9 Render conditional content automatically : 自動的に、条件付のコンテンツを表示する(優先度3)
2.10 Don't render text in unsupported writing systems: サポートされていないライティングシステムでテキストを表示しない(優先度3)
Guideline3:Allow configuration not to render some content that may reduce accessibility:ガイドライン3.アクセシビリティを低下させるようなコンテンツを表示しない設定ができるようにする
3.1 Toggle background images : 背景画像を表示しないように設定できるようにする(優先度1)
3.2 Toggle audio, video, animated images: オーディオ、ビデオ、アニメーションを表示しないように設定できるようにする(優先度1)
3.3 Toggle animated or blinking text : スクロールするテキストや点滅するテキストを表示しないように設定できるようにする(優先度1)
3.4 Toggle scripts : スクリプトを実行しないように設定できるようにする(優先度1)
3.5 Toggle automatic content retrieval : 自動的なコンテンツの取得を止めるように設定できるようにする(優先度1)
3.6 Toggle images : 画像を表示しないように設定できるようにする(優先度2)
Guideline4:Ensure user control of rendering:ガイドライン4.ユーザがレンダリングの設定をできるようにする
4.1 Configure text scale : テキストサイズを設定できるようにする(優先度1)
4.2 Configure font family : フォントファミリーを設定できるようにする(優先度1)
4.3 Configure text colors : テキストカラーを設定できるようにする(優先度1)
4.4 Slow multimedia : マルチメディアの再生速度を遅くできるようにする(優先度1)
4.5 Start, stop, pause, and navigate multimedia : マルチメディアコンテンツの開始、停止、一時停止、ナビゲーションができるようにする(優先度1)
4.6 Do not obscure captions : 字幕を不明瞭にしない(優先度1)
4.7 Global volume control : 全体の音量調節ができるようにする(優先度1)
4.8 Independent volume control : 個々の音量調節ができるようにする(優先度1)
4.9 Configure synthesized speech rate : 合成音声の速度を設定できるようにする(優先度1)
4.10 Configure synthesized speech volume : 合成音声の音量を調節できるようにする(優先度1)
4.11 Configure synthesized speech characteristics : 合成音声の特徴を調整できるようにする(優先度1)
4.12 Specific synthesized speech characteristics: 合成音声の個々の特徴を調整できるようにする(優先度2)
4.13 Configure synthesized speech features : 合成音声の機能を設定できるようにする(優先度2)
4.14 Choose style sheets: スタイルシートを選択できるようにする(優先度1)
Guideline 5. Ensure user control of user interface behavior:ガイドライン5.ユーザーがユーザーインターフェースを制御できるようにする
5.1 No automatic content focus change: 自動的にフォーカスが移動しない(優先度1)
5.2 Keep viewport on top: 現在フォーカスがあたっているビューポートを一番手前に表示する(優先度1)
5.3 Manual viewport open only :ユーザの指示があったときのみビューポートが開く(優先度1)
5.4 Selection and focus in viewport : ビューポートの中での選択とフォーカス(優先度2)
5.5 Confirm form submission : フォームの送信を確認する(優先度2)
Guideline 6. Implement interoperable application programming interfaces:ガイドライン6.相互運用性のあるAPIを実装する
6.1 Programmatic access to HTML/XML infoset : HTML/XML infosetへのプログラムでのアクセス(優先度1)
6.2 DOM access to HTML/XML content : DOMを通じたHTML/XMLコンテンツへのアクセス(優先度1)
6.3 Programmatic access to non-HTML/XML content : HTML/XML以外のコンテンツへのプログラムでのアクセス(優先度1)
6.4 Programmatic access to information about rendered content: 表示されたコンテンツの情報へのプログラムでのアクセス(優先度1)
6.5 Programmatic operation of user agent user interface : ユーザーエージェントのユーザーインターフェースをプログラムで操作(優先度1)
6.6 Programmatic notification of changes: プラグラムによる変化の通知(優先度1)
6.7 Conventional keyboard APIs : (OSのAPIなどの)通常のキーボードAPIを実装する(優先度1)
6.8 API character encodings : API文字コード(優先度1)
6.9 DOM access to CSS style sheets : DOMによるCSSへのアクセス(優先度2)
6.10 Timely exchanges through APIs : APIを通じたタイムリーな知らせ(優先度2)
Guideline 7. Observe operating environment conventions:ガイドライン7. 操作環境規約を遵守する
7.1 Respect focus and selection conventions : フォーカスとか選択の決まりを尊重する(優先度1)
7.2 Respect input configuration conventions : 入力設定に関する決まりを尊重する(優先度1)
7.3 Respect operating environment conventions :オペレーティング環境の決まりを尊重する(優先度2)
7.4 Provide input configuration indications : 入力設定に関する指示を提供する(優先度2)
Guideline8:Implement specifications that benefit accessibility:ガイドライン8.アクセシビリティを向上させる仕様を実装する
8.1 Implement accessibility features : アクセシビリティの機能を実装する(優先度1)
8.2 Conform to specifications : 仕様に従う(優先度2)
Guideline9:Provide navigation mechanisms:ガイドライン9. ナビゲーション機能を提供する
9.1 Provide content focus : コンテンツフォーカスを提供する(優先度1)
9.2 Provide user interface focus : ユーザーインターフェース・フォーカスを提供する(優先度1)
9.3 Move content focus : コンテンツフォーカスを移動できるようにする(優先度1)
9.4 Restore viewport state history : ビューポートの履歴を保存する(優先度1)
9.5 No events on focus change : フォーカスが移動するときに、イベントが発生しないようにする(優先度2)
9.6 Show event handlers : イベントハンドラを見せる(優先度2)
9.7 Move content focus in reverse : 逆順でコンテンツフォーカスを移動できるようにする(優先度2)
9.8 Provide text search : テキスト検索ができるようにする(優先度2)
9.9 Allow structured navigation : 構造化ナビゲーションを提供する(優先度2)
9.10 Configure important elements : 重要な要素を設定する(優先度3)
Guideline10:Orient the user:ガイドライン10. ユーザに正しいオリエンテーションを提供する
10.1 Associate table cells and headers: テーブルのセルとヘッダを関連付ける(優先度1)
10.2 Highlight selection, content focus, enabled elements, visited links : 選択、コンテンツフォーカス、実行可能な要素、訪問済みリンクを強調する(優先度1)
10.3 Single highlight configuration : 単独で強調できるようにする(優先度2)
10.4 Provide outline view: アウトライン・ビューを提供する(優先度2)
10.5 Provide link information : リンクの情報を提供する(優先度3)
10.6 Highlight current viewport: 現在のビューポートを強調する(優先度1)
10.7 Indicate viewport position : ビューポートの位置を示す(優先度3)
Guideline11:Allow configuration and customization:ガイドライン11. 設定とカスタマイズができるようにする
11.1 Current user input configuration : 現在のユーザの入力設定の情報を提供する(優先度1)
11.2 Current author input configuration : 現在の作者の入力設定情報を提供する(優先度2)
11.3 Allow override of bindings : ユーザーエージェントの初期設定をユーザが変えられるようにする(優先度2)
11.4 Single-key access : 一つのキーでアクセスできるようにする(優先度2)
11.5 Default input configuration : デフォルトの入力設定(優先度2)
11.6 User profiles : ユーザ・プロファイル(優先度2)
11.7 Tool bar configuration : ツールバーの設定(優先度3)
Guideline12:Provide accessible user agent documentation and help:ガイドライン12. アクセス可能な製品文書とヘルプを提供する
12.1Provide accessible documentation: アクセス可能な文書を提供する(優先度1)
12.2Provide documentation of accessibility features: ユーザーエージェントのアクセシビリティ機能に関する説明を文書で提供する(優先度1)
12.3Provide documentation of default bindings : ユーザーエージェントのデフォルト設定を文書で提供する(優先度1)
12.4Provide documentation of changes between versions:バージョン間の違いを文書で提供する(優先度2)
12.5Provide dedicated accessibility section : 特にアクセシビリティに関して述べたセクションを提供する(優先度2)
User
Agent Accessibility Guidelines 1.0(和訳)