3年次演習の紹介
Mon Nov 05 14:27:02 JST 2007
渡辺隆行
目次
1 3年次演習の紹介
2007年度の2年生に,渡辺ゼミの3年次演習の紹介をするためのサイトです.疑問や質問は,渡辺まで遠慮なくお問い合わせください.
改定履歴
- 2007年11月5日:
- 11月8日の3年次演習説明会用に昨年の資料を若干修正.
1.1 渡辺ゼミの内容
渡辺研究室は,「人間と情報通信システムのユニバーサルなコミュニケーション」を旗印に,情報通信機器(をはじめとする身の回りの物)・システム・サービスのユニバーサルデザイン(なるべく多くの人が使えるようにデザインすること)・ユーザビリティ(使いやすさ)・アクセシビリティ(高齢者や障害者なども利用できること)に関連するテーマ,特に「ウェブのユニバーサルデザインと音声対話システム」の研究に取り組んでいます(図1参照).
図1. 人間と情報通信機器(ICT)の関わりの概念
情報通信技術(ICT)には,ウェブやコンピュータなど様々な物があります.それらを使う人間(ユーザ)も,障害者,高齢者,初心者,熟練者など様々です.アナログな人間とデジタルなICTの間には大きなギャップがあり,それをつなぐのがHCI (Human-Computer Interaction)です.障害者や高齢者に対してはアクセシビリティを考える必要があるし,高齢者や初心者に対してはユーザビリティを考える必要があります.また,人間同士のようにコンピュータと人間が音声対話できれば,初心者にも使いやすいに違いありません.
3年次演習では,まず,ユニバーサルデザインの基本について学びます.次に,ウェブのアクセシビリティについて,実際のウェブサイトを題材にして勉強します.3年次演習と並行して,後期水2限開講予定の「CompIIE(Webでの情報表現)」も受講して欲しいと思います.
3年次の夏休みには,4年生と合同のゼミ合宿を行います.4年生の卒論を聞いて,自分の卒論のアイデアについても考えてみてください.3年次演習が終わる春休み頃から,卒論のテーマを考えます.4年次5月の連休前後に一日合宿をして,卒論の概要(取り上げるテーマ,その理由,関連研究,研究方法,キーとなる参考文献,卒論題目案)を固めます.4年次夏のゼミ合宿では,5月に発表した卒論概要を発展させる形で卒論の前半を完成させ,具体的な研究手法(実験?,調査?,??)を検討します.8月から10月にかけて必要な実験や調査をして,11月下旬には完成版の内部〆切です.
これ以外にも,皆さんの勉強になるよう,アクセシビリティやHCIやウェブの専門家と一緒に合宿する機会も設けます.
渡辺ゼミでは,ユニバーサルデザインやウェブや音声対話システムに興味がある学生を歓迎します.また,これに限らず,世の中の問題を解決して人々の生活を向上させようという意欲を持っている学生,熱心で積極的な学生も歓迎です.:-)
1.2 渡辺ゼミのこれまでの活動
以下の活動のいくつかは,「渡辺研究室の最新情報」にも書いてあります.
2004年度3年生が渡辺ゼミの第一期生で,2005年度末に初めての卒業生を送り出しました.
1.2.1 2004年度3年次演習
2004年度の3年次演習は,「コミュニケーション学科サイト リニューアルプロジェクト」に取り組みました.これは,ユーザビリティ・保守運用・アクセシビリティに優れたウェブサイトを,設計・構築しようというプロジェクトです.ウェブサイトのデザインの検討(サイトの目的の設定,ターゲットとするユーザのニーズの調査,どのようなコンテンツが必要かの検討,ターゲットユーザにどのような利用体験を与えるのかの検討,サイトのブランドやデザインの検討)からはじめて,サイト構造の決定(コンテンツをどう分類しサイト内に配置するか,どのようなナビゲーション方法を提供するか),パワーポイントによるプロトタイプ作成,コンテンツ管理システムPloneによるウェブサイト実装,までを行いました.この成果が現在のコミュニケーション学科サイトです.
夏休みには,お台場のトヨタユニバーサルデザインショーケースを見学したり,伊豆修善寺で2泊3日のゼミ合宿をしたりしました.合宿では,「誰のためのデザイン?」と「認知的インターフェース」を勉強しました.(温泉やサイクルスポーツセンターにも遊びに行ったよ.)また後期は,ウェブサイト構築やコンサルティングを専門としている会社の方を招いてお話を聞きました.
12月には科研費合宿を箱根の温泉で行い,3年生有志も参加しました.3月にロスアンゼルスで開催された「Technology and Persons with Disabilities」国際会議(通称CSUN)にも,3年生と当時2年生だった学生の有志が参加しました.
1.2.2 2005年度4年次演習
夏に3,4年次合同のゼミ合宿を伊豆で行いました.7月にはSFCのアクセス研究会で有志5名が研究発表を行いました.8月に新潟で開催された科研費合宿にも,有志が参加しました.関根先生の出版パーティに3,4年生の一部が参加しました.
2005年度の卒業研究は,渡辺が研究代表者を務める科研費特定領域「視覚障害者の聴覚認知の解明と音声対話への利用」と関連するテーマが3件あります.また,渡辺が力を入れている分野であるウェブアクセシビリティに関するテーマが2件ありました.
これらの卒業研究を専門の学会で発表する学生も続出しました.
1.2.3 2006年度4年次演習
夏にバスをチャーターして,3,4年次合同のゼミ合宿を河口湖で行いました.ブルーベリー狩りやスイカ割りや,楽しさ一杯のゼミ合宿でした.7月にはSFCのアクセス研究会で有志7名が研究発表を行いました.8月に水上奥利根温泉で開催した科研費Kiki班の合宿にも,有志が参加しました.
また,12月の福祉情報工学研究会で,下記の学生が発表する予定です.
- 荒川さん:「画像を音声でわかりやすく説明する方法」
- 小野さん:「早口合成音声に対する高齢者の慣れ」
- 下永さんと藤原さん:「対話分析に基づく視覚障害者用音声対話システム」
- 志村さん:「Web構造化のユーザビリティとアクセシビリティ効果」
1.3 卒論のテーマ
1.3.1 2005年度の卒論
- 高等教育におけるeラーニングの現状と今後の展開
- コミュニケーション学科の「情報通信ネットワーク1,2」は,シスコ・ネットワーキングアカデミーというeラーニングシステムを使っています.この卒論は,高等教育におけるeラーニングの国内外の現状を調べ,シスコ・ネットワーキングアカデミーの受講者の調査を元に,eラーニングの普及に必要な要素を調べました.
- 視覚障害者用早口合成音声の研究
- 耳で聞く方が目で読むより時間がかかるので,早口で音声合成してくれないとコンピュータの音声利用に時間がかかってしまいます.そこで渡辺研究室では,早口でも聞き取りやすい合成音声に関して科研費の共同プロジェクトを行っています.この卒論は,この共同研究の一部として,早口でも慣れれば聞き取れるようになるのかについて,被験者実験を元に調べました.
- コンピュータと視覚障害者の音声対話に向けて
- 今は,コンピュータの前に座ってキーボードを叩き,画面に表示される情報を目で読み取らなければコンピュータを利用できません.しかし,コンピュータと人間が音声対話できるようになれば,人間がコンピュータの前に座る必要はなくなります.そこで,渡辺研究室では,視覚障害者とコンピュータの音声対話に焦点を当てた共同研究を科研費で実施しています.この卒論は,対面朗読者(視覚障害者に本を読み上げるサービスなどをする専門家)と視覚障害者が,ケータリングメニューを元に食事を注文する際の対話を分析し,音声対話に必要な構造と要件を調べました.
- 日本におけるウェブ・ユーザエージェントの問題点
- 視覚障害者用のウェブ音声化ソフト(ユーザ・エージェント)の機能はまちまちです.しかし,ユーザ・エージェントの機能がそろっていないと,ウェブを作る側はどれに合わせればよいかわからないので困ってしまいます.そこで渡辺研究室では,「日本の視覚障害者用ユーザ・エージェントの機能調査」を,ウェブ・アクセシビリティの専門家たちと共同研究しました.この卒論はその一部で,視覚障害者の間でもっともよく使われているIBMのホームページ・リーダの機能を詳細に調べて,問題点と今後の方向性を提言しました.
- コミュニケーション学科ウェブサイトのユーザビリティ
- 学科サイト・リニューアルプロジェクトの続きを卒論にまとめた研究です.新旧学科サイトのユーザビリティ・テストを実施し,どこが改善されたかとか,どんな問題が残っているかを調査しました.この卒論の成果は,学科サイトの改善に活用されます.
- 音声によるわかりやすい情報伝達
- ラジオとテレビのスポーツ実況中継を競馬,サッカー,野球で比較し,画面が見えないラジオのアナウンサーがどのような工夫をしているかを調査した研究です.
- ウェブサイト作成ツールのアクセシビリティ機能
- 「ユニバーサル・ウェブ −誰もが使いやすいWebサイトの構築−」を読めばわかると思いますが,エディタを使って手でウェブページを作るのは労力がかかるだけでなく,標準仕様に沿わない間違ったウェブページを作ってしまいがちです.しかし,オーサリングツール(ウェブサイト作成ツール)の助けを借りれば,そのような問題はなくなります.また,オーサリングツールがアクセシビリティに優れたウェブページを作ってくれるなら,世の中のウェブページはアクセシビリティに配慮した物になるでしょう.この卒業研究は,オーサリングツールのアクセシビリティ(支援)機能を詳細に調べた後,さらに,オーサリングツールのユーザはその機能を使っているのか,使わない理由,どういう機能がわかりやすいか,について,インタビュー調査しました.詳細は,「オーサリングツールのアクセシビリティ機能の評価」(村岡,渡辺)参照.
1.3.2 2006年度の卒論
- 画像を音声でわかりやすく伝える工夫
- 視覚障害者,あるいは運転中や真っ暗闇にいる晴眼者に,どのような点に注意して画像を説明するのがわかりやすいのかを調べる研究.いろいろな写真を用意し,それにいろいろな説明を付け,各画像の説明毎に,こちらが用意した質問に答えてもらうことで,「わかりやすさ」を構成する要因を重回帰分析により調べています.
- ウェブサイト作成ツールのアクセシビリティ機能
- 昨年の卒論に続く研究.今年は,一般向けに普及しているオーサリングツールに焦点を当て,それをどう使えばアクセシブルなウェブを作成できるかを検討し,具体的な提案を考える.
- 視覚障害者用早口合成音声の研究
- 昨年の卒論に続く研究.今年は高齢者に焦点を当て,高齢者でも慣れは生じるのか,どの程度の早口まで聞き取れるのか,女子大生と差があるのか,などを調べる.高齢者13名に週1回4週連続大学に来てもらって実験した.
- ウェブのユーザ体験
- 楽しいウェブとはどういうウェブかに興味を持った研究.Flashや写真があるウェブとそうでないウェブで,ユーザビリティと利用者の楽しさの関連や,サイト毎の差とその要因を被験者による評価で調べる.
- ウェブの構造化
- 見出し要素などで正しく構造化したウェブは,晴眼者のユーザビリティや視覚障害者のアクセシビリティを向上させるかどうかを客観的に調べた研究.自分でテスト用のウェブサイトを用意して,いろいろな工夫を重ねながら実験.いろいろな面白いことが分かってきている.
- 情報機器と人間の音声対話(2名のグループ研究)
- 昨年の卒論に続く研究.視覚障害者と対面朗読者の対話を分析し,それを元にXHTML版のお弁当注文システムをPHPとPostgreSQLで作成し,視覚障害者による評価実験を行う.実際の対話を元に設計したシステムの有効性を打ち出せるのではないかと思っている.
- ウェブサイトのユーザビリティ
- 昨年度の卒論に続いて学科サイトのユーザビリティを調べ,改善案を出す.
- 地方自治体ウェブサイトの現状
- 自治体などの公共サイトはウェブコンテンツ・アクセシビリティガイドラインJIS X 8341-3に準拠している必要がある.本当に準拠しているのか,JISのどの部分が準拠していないのか,自治体の規模による差はあるかなどを,テストツールと人間によるヒューリスティック評価の両方を組み合わせて行う研究.
1.3.3 2007年度の卒論
2007年度の卒論の中から代表的な2つを紹介する.
一つは,「映画の音声ガイド−初心者用ライブ音声ガイドマニュアルを作る−」:
視覚障碍者は映画を見る際、映像が見えないことや字幕を読めないことが障碍となり、映画を心から楽しむことが出来ない。視覚障碍者が映画を楽しむために、登場人物の特徴や情景など目で見る情報を言葉で説明することを「音声ガイド」という。しかし、ライブの音声ガイドは、初心者には敬遠され視覚障碍者の需要に対し、ガイド者の数が少ない。そこで、「ライブ音声ガイドのマニュアル」があれば、ライブ音声ガイドに挑戦しやすくなるのではないかと考え、「初心者のためのライブ音声ガイドマニュアル」を作ることにした。本研究の目的は、インタビューや実験を基に、「ライブ音声ガイドマニュアル」を作ること。さらに、そのマニュアルの有効性を客観的に確かめることである。
もう一つは,「JavaScriptを利用した動的なWebのアクセシビリティ」.最近はやりのAjax(Google MapやGMailのような,アプリケーションのように使えるウェブサイト)のアクセシビリティに取り組んだ研究である.
このほかにも,「パワーポイントのカラーユニバーサルデザイン」など,おもしろい卒論が進行中である.
1.4 Q&A
- コンピュータが得意でないと渡辺ゼミでやっていけないのか?
- そういうことはありません.(今は得意でなくても,渡辺ゼミにいる間に得意になると思います.)ただし,コンピュータが好きなほうが卒論の選択肢が広くなるし,より深く卒論のテーマを追えると思います.つまり,コンピュータが得意なことは必要条件ではありませんが,得意なことがプラスになります.実際,今のゼミ生の中には,情報系の授業を取っていなかった学生も多数いますが,全く遜色ありません.
なお,卒論では,コンピュータや音声合成の技術的なことは私や私の共同研究者が担当し,学生の皆さんには,その技術をどう使うかや,使い勝手や有効性の評価をしてもらうという役割分担ができると思います.皆さんは,「技術をどう使うか」という観点で卒論に取り組んでくださればよいと思います.
「2004年度3年次ゼミ生の声」を読めば,コンピュータが得意でなくても大丈夫なことがわかると思います.
- 渡辺ゼミは難しいことをやっていそうなので,私には無理ではないか.
- 4年生があちこちで研究発表しているのを見ると,なんて難しいことをやっているのだろうと思うかも知れません.でも彼女たちも2年前までは皆さん同様に難しいことは何も知らない学生でした.やる気を持って卒論に取り組んだ結果,ここまで来たのです.皆さんも,是非,後に続いてください.
- コンピュータと関係がない卒論を書いている人はいるか?
卒論のテーマを見ると,どのテーマもコンピュータの知識なしには取り組めないように見えますが,たとえば2005年度の卒論の場合,実際は以下のようになっています.
- 「高等教育におけるeラーニングの現状と今後の展開」は,テーマだけ見るとコンピュータに関連しているように見えますが,実際はeラーニングの授業を受けている学生への質問紙調査が主体です.
- 「視覚障害者用早口合成音声の研究」の早口音声合成の技術は,共同研究者の東大の先生が開発しているものです.その音声合成を用いて被験者実験をした研究です.
- 「コンピュータと視覚障害者の音声対話に向けて」も,視覚障害者と対面朗読者の対話の分析ですから,コンピュータが得意でなくても取り組める研究です.
- 「コミュニケーション学科ウェブサイトのユーザビリティ」も,新旧学科サイトのユーザビリティテストをおこなったものですから,コンピュータの得意不得意は関係ありません.
- 「音声によるわかりやすい情報伝達」は,アナウンサ志望の学生が,ラジオとテレビの実況中継を分析した研究で,アナウンサという学生の興味と直接結びついているのがわかると思います,
- 「日本におけるウェブ・ユーザエージェントの問題点」と「ウェブサイト作成ツールのアクセシビリティ機能」は,卒論を書くために,4年生になる春休みから,かなりウェブの勉強をしました.後者の卒論を書いた学生は,もともと情報系の授業をたくさん取っていて熱心に勉強していた学生でしたので,卒論でさらに多くの知識と技術を蓄積し,大学院にも進学します.
このように,コンピュータとか音声合成とかウェブとかいっても,技術開発が卒論のテーマになるわけではなく,その技術をどう使うかといった評価が卒論のテーマになっていることがわかると思います.そういう意味では,渡辺ゼミもコミュニケーション学科の他のゼミと同じです.しかし,技術に興味があってよく知っている方が,卒論を書くときに便利だと思います.また,技術に真正面から取り組む卒論も歓迎します.つまり,コンピュータが得意なことは必要条件ではないが,得意なことがプラスになるわけです.
- 広告など他の分野をやりたくてコミュニケーション学科に入ったけど渡辺ゼミにも興味がある.
- 上記の卒論テーマを見ればわかるように,広告を題材にして,しかもウェブや音声といった技術を使った卒論のテーマを考えることが可能です.ウェブの広告のユーザビリティやアクセシビリティを考えるところから出発して,「デザイン主体の広告」を音声でもわかりやすく伝えるのはどういう工夫が必要かと言うことを検討すれば,立派な卒論になると思います.
- 渡辺ゼミではウェブと音声以外のテーマはできないのか?
- できます.でも私はウェブと音声対話の研究をしているので,この関係の卒論の方が指導しやすいし,良い卒論ができると思います.
- XXXをしたい.
- えーと,今考えているテーマが卒論のテーマになる可能性は低いと思います.皆さんは未だ背景知識が乏しいですから,3年生でいろいろ経験する間に,卒論のテーマはかなり変わるだろうと思います.
- いつごろ卒論のテーマを決めるのか?
- 渡辺ゼミでは,3年生の間は卒論についてあまり言いません.3年生の間は,渡辺ゼミに関連することをいろいろ経験して欲しいと思っています.4年生になってから,卒論のテーマを考え始めます.
- 小田ゼミとの違いがよくわからない.
- 小田先生と私の研究分野は,コミュニケーション学科の中では近いですね.それに二人とも,コンピュータが得意です.しかし,小田先生はロービジョン心理学の専門家であり,福祉や心理学をベースとされていらっしゃいますし,この分野のキャリアも長いです.一方私は,元々物理屋でしたからコンピュータやネットワークに詳しいです.そして,このような技術をどう使うかという点に興味を持っています.そういう観点から心理学にも興味を持っているわけです.二人とも視覚障害に関する研究をしていますが,このようにアプローチの仕方はかなり違います.私としては,両ゼミともに盛り上がることが,世のため人のためになると思っています.私と小田先生は交流も深いですから,どちらにするか余り悩んでも仕方がないかな,と思いますよ.
1.5 2004年度3年次ゼミ生の声
- Aさん:
- 「現在の3年次演習では、学科サイトのリニューアルプロジェクトを鋭意推進中です。しかしながらコンピュータのことばかりやっているわけではなく,むしろ、コンピュータが好きな人の方が少数派かも…。もちろん好きな人もいるけれど。普通のコミュニケーション学科の卒論とはちょっと違ったものを書きたい人は、渡辺ゼミに向いているのじゃないでしょうか。」
- Bさん:
- 「現在は、コミュニケーション学科のWebサイトを再構築していますが、実践的な形で学んでいくので、今までとは違った視点で、空間やもの、またWebサイトを見ることができると思います。ここで学ぶことは何かをデザインする時に、これから必ず必要な知識だと思います。ウェブの知識がなくても、ゼミを通して自然と必要最低限の知識を得られるので、興味を持ったら是非渡辺ゼミに参加してみてください。」
- Cさん:
「現在3年次ゼミでは、学科サイトをリニューアルするプロジェクトを行っています。
文献や資料を用いて議論していくことが多い他のゼミと比較すると、我々のゼミでは一つのものを作りあげる実践的研究も多く、文系・理系の中間といった雰囲気を感じています。
このようなプロジェクトをやっていると言うと、ついパソコン関係のゼミと思われがちですが、ウェブに限らずユニバーサルデザインなどにも触れており、「誰にでも使いやすいデザインとは?」ということが、このゼミの中心となっている研究課題です。
これらのことに興味があるという人は是非! 実践的研究で得たこと(技術)は、この先いろいろな場面で役に立つはずです。」
2 研究テーマ
2.1 渡辺とはどういう人物か
私がどういう人間かは,「自己紹介」をご覧ください.研究教育活動の概要は,私のウェブサイトの「最新情報」を見てください.
2.2 渡辺が関心を持っているテーマ
私が取り組んでいる仕事や関心を持っている研究の概略は,「研究テーマ変遷の経緯」や「オープンキャンパスの模擬授業で使用した資料」をご覧ください.要するに,以下のテーマに微力ながら取り組んでいます.
- 視覚障害者がウェブを利用する際にどのような問題が生じるかを実験により明らかにし,その原因をきちんと整理する.技術の問題は技術の改善を考える.人間の問題は,認知心理学や人間工学的な観点から問題の本質を研究する.教育の問題は教育体制に対する改善案を出す.社会の問題は.規格化や法令化を検討する.
- 視覚障害者の聴覚認知を心理学実験などにより明らかにする.
- その知見を元に,視覚障害者がコンピュータなどの情報機器を利用するための音声対話システムの有効性を実証する.
- インタラクティブでダイナミックなウェブのアクセシビリティを考える.
これらのテーマに関するキーワードを,以下に解説しておきます.
- ヒューマン・コンピュータ・インターラクション
- 人間とコンピュータの関わりを考えるのが,ヒューマン・コンピュータ・インターラクション(HCI)です.人間とコンピュータ(情報通信システム)がどのように関わっていけば使いやすくなると思いますか?HCIはとても広い分野ですが,特に下記に示すキーワード;ユーザビリティ,ユニバーサルデザイン,アクセシビリティ,ウェブの利用,音声インターフェースに興味があります.
- ユーザビリティ
- 使いやすさやわかりやすさのこと.参考文献:「ユーザ工学入門」,「ユーザビリティ・エンジニアリング原論」.
- ユニバーサルデザイン
- 出来るだけ多くの人(高齢者,障害者,子供,女性,外国人など)が使えるように製品・システム・ソフト・サービスなどをデザイン(設計)すること.参考文献:「ユニバーサルデザインとはなにか −バリアフリーを超えて−」,「ユニバーサルデザイン実践ガイドライン」.「高齢化社会を支えるインターネット −誰でも使いやすい情報通信システム−」のスライドの中でも説明しています.
- アクセシビリティ
- 製品・システム・ソフト・サービスなどを利用できること.たとえばパソコンを音声化すれば視覚障害者もパソコンを利用できます.これを実践したのが,Bilingual Emacspeak Projectです.「Linux版BEPのデモ」のページで,視覚障害者がBEPを使う様子を収めたMP3音声やQuickTimeムービーを公開しています.
- ウェブ
- インターネットの中でもウェブに注目しています.ウェブは今後ますます多くの場面で利用されます.メールや公共サービスだけでなく,いろいろなアプリケーションがウェブをベースにすると思われます.そういうインタラクティブなウェブにおけるアクセシビリティの確保に興味があります.参考文献:「ウェブ・アクセシビリティ向上の要件」
- 音声対話インターフェース
- 人間と人間は会話することで情報交換しています.でも人間とコンピュータは,キーボードやマウスで情報を入力し,画面表示を読むことで情報出力をしています.この制約のために,キーボードを覚えなければコンピュータを使えませんし,コンピュータの前に座っていなければいけません.もし人間とコンピュータが音声で対話できたらどうなるでしょう?視覚障害者用の音声出力システムを元に,このような対話システムを考えてみたいと思っています.参考文献:「口ごもるコンピュータ」.
3 参考文献
(下記は,2006年11月現在update中.)
渡辺ゼミに関係する書籍です.[渡辺ゼミ必読文献]は3年生の間に必ず読んで欲しい.[重要]も大事な本です.(「図書館」と書いてある文献は,東女の図書館にも置いてあります.まだない本も図書館に注文しておきます.)
3.1 ウェブ関連
- 「ユニバーサル・ウェブ −誰もが使いやすいWebサイトの構築−」
- [渡辺ゼミ必読文献]
- 『Webアクセシビリティ〜 標準準拠でアクセシブルなサイトを構築/管理するための考え方と実践〜』,サッチャー他著,渡辺他監修・訳.毎日コミュニケーションズ.3800円.
- Webアクセシビリティ大全とでも呼ぶべき本格的な書籍.本書の「1章:Webアクセシビリティを理解する」はウェブで公開しているので,[渡辺ゼミ必読文献]
- 「ユニバーサルHTML/XHTML」,神崎正英著,毎日コミュニケーションズ.2200円「図書館」
- ウェブに関心がある人は必ず読んで欲しい.[重要]
- 「HTML&XHTML」,C. Musciano, B. Kennedy著,原訳,オライリー「図書館」
- ボリュームがあるので必読にはしないけれど,正しいウェブを学びたい人は必ず読んで欲しい.[重要]
- 「ウェブ・アクセシビリティ−すべての人に優しいウェブ・デザイン−」,Paciello著,ソシオメディア監訳,ASCII,3800円.「図書館」
- この分野では有名な本.ウェブアクセシビリティに関心がある人は必ず読んでおくこと.[重要]
- 「標準ウェブユーザビリティ辞典」,ソシオメディア著,インプレス発行.2600円 「図書館」
- 2004年度,2005年度3年次演習で使用.[重要]
- 「Designing with Web Standards」,Jeffrey Zeldman著,石田他訳,毎日コミュニケーションズ,2900円.
- 標準に準拠したウェブについて解説してある重要な本.ウェブに関心がある人は必ず読んでおくこと.[重要]
- 「Web情報アーキテクチャ−最適なサイト形成のためのアプローチ−」,ローゼンフィールド,モービル著,篠原,ソシオメディア訳,オライリージャパン.4400円「図書館」
- (ウェブアーキテクチャという概念は重要なのだが,残念ながらこの本はいまいち出来が悪いような気がする.)
- 「ウェブユーザビリティ −顧客を逃がさないサイトづくりの秘訣−」,
J. Nielsen著,篠原監修/グエル訳,MDNコーポレーション,2800円.「図書館」
- ユーザビリティ(使いやすさ)の専門家として著名なNielsenが使いやすいWebサイトを構築する方法を述べた本.
- 「ウェブユーザビリティの法則−ストレスを感じさせないナビゲーション手法とは−」,Steve Krug著,中野恵美子訳,ソフトバンク.「図書館」
- 見やすいWebサイトを作る要点と方法を簡潔にまとめた本.
3.2 ユーザビリティ関連
- 「ユーザビリティ・エンジニアリング原論 −ユーザのためのインターフェースデザイン」,
J.ニールセン著、篠原監訳,東京電機大学出版局、3700円.「図書館」
- ヤコブ・ニールセンもノーマンと並んでこの分野で有名な人です.ニールセンはウェブのユーザビリティの分野でも有名です.二人はNielsen Norman Groupという会社を作って,よい「ユーザ体験」をさせる(ユーザ中心の,ユーザビリティを考慮した)デザインの仕事やコンサルタントをしています.この本にはユーザビリティ原則10箇条が解説されています.是非読んでおくと良いと思います.
ユーザビリティ原則10箇条
- シンプルで自然な対話を提供する.
- ユーザの言葉を使う.
- ユーザの記憶負荷を最小限にとどめる.
- 一貫性を保つ.
- フィードバックを提供する.
- 出口を明らかにする.
- ショートカットを提供する.
- 適切なエラーメッセージを使う.
- エラーを防ぐ.
- ヘルプとドキュメントを提供する.
- 「ユーザ工学入門」,黒須他著,共立出版,3200円.「図書館」
- この本でいう「ユーザ工学」は,「ユーザの分析」と「ユーザビリティの評価」を含んでいる.「ユーザの分析」では,質問紙調査,個人面接,民族誌的インタビューなどの調査手法が取り上げられている.「ユーザビリティ」は使いやすさやわかりやすさのことで,ユーザビリティとユーティリティ(機能が多いとか性能がよい)の両方が優れた製品が,いわゆる使い勝手が良い製品になる.ユーザビリティ評価の手法として,ユーザビリティテスティングの仕方などが書いてある.[重要]
- 「ユーザビリティテスティング−ユーザ中心のものづくりに向けて−」,黒須正明編著,共立出版,3300円.「図書館」
- ユーザビリティテストの実施方法などを解説してある.
- 「ユニバーサルデザイン実践ガイドライン」,日本人間工学会編,共立出版,2500円.「図書館」
- ユニバーサルデザインを実践する際に役立つガイドライン.
3.3 HCI,心理学,認知科学関連
- 「誰のためのデザイン?」,D.A.ノーマン著,野島訳,新曜社、3300円.「図書館」
著名な認知科学者であるDonald A. Normanが書いた本.[渡辺ゼミ必読文献]
我々の身の回りにあふれている使いにくい機器を題材にして,ユーザ中心の設計思想の重要性を述べています.製品を手にした時にどう操作すればよいかすぐにわからないようなデザインや,その装置が今どんな状態にあるのかわからないようなデザインは駄目だということが書いてあります.また,この本で彼は以下に示すデザインの7原則を示しています.
デザインの7原則
- 外界にある知識と頭の中にある知識の両者を利用する.(すべて覚えていなくても外界の状況が手がかかりになる.)
- 作業の構造を単純化する.(Keep it simple.)
- 対象を目に見えるようにして,実行の隔たりと評価の隔たりに橋をかける.(どういう状態にあるのかわからいにくいデザインは駄目.携帯電話のイルミネーションが光っている.でも何故?というのは駄目で,ぱっと見ただけでメール着信だとか留守番電話だとかがわかるように作るべき.)
- 対応付けを正しくする.(スイッチを右にスライドさせたら右側のランプがつく.スライドが上下方向のスイッチだと左右との対応関係が不明になる.)
- 自然の制約や人工的な制約の力を利用する.(ノブがついていないドアは,押すドア.引き手がついているドアは引くドア.)
- エラーに備えたデザインをする.(人間は間違う生き物だから,エラーを犯しても元に戻れるようにする.)
- 以上のことが全てうまくいかないときは標準化する.(あらゆる装置で同じデザインになっていれば戸惑うことはない.)
- 「認知的インターフェース」,海保博之・原田悦子・黒須正明 著,新曜社,1600円.「図書館」
- 認知心理学の研究者3人の共著.コンピュータを使う人間の認知(頭というか心の働き)を考慮しながら人間とコンピュータのインターフェースについて勉強するのに格好の入門書.短い本なので,[渡辺ゼミ必読文献]
- 「グラフィック認知心理学」,森他,サイエンス社,2400円.「図書館」
- [重要]
- 「認知科学」,大島尚編,新曜社,1500円
- ボリュームが短いので,認知科学について簡単に知るのに適している.
- 「『使いやすさ』の認知科学」,原田悦子編,共立出版,「図書館」
- 認知科学の分野から「使いやすさ」を学際的に考えて,関連する論文をまとめた特集.
- 「パソコンを隠せ,アナログ発想でいこう!」,D.A.ノーマン著,安村他訳,新曜社,3300円.「図書館」
- 同じくノーマンの本.何故今日のパソコンは機能ばかりが多くて使いにくいのか,どうすればこの状況を打ち破り,使いやすい情報機器を作ることができるのかというテーマを取り上げています.この本で彼が提唱している「情報アプライアンス」というのは,目的ごとに専門化したコンピュータが組み込まれた装置で,マニュアルなどなくても見ただけで使い方がわかる装置です.情報アプライアンスは,今のパソコンが,なんでも出来る代わりに使いにくく,しばしば調子が悪くなるのとは対照的な情報機器です.またこの本の中で彼は技術中心の製品開発からユーザ中心の製品開発に移行する重要性も述べています.技術が充分成熟すれば,そしてその製品の背後にある技術が目立たないようにデザインされてれば,オートマチック車の運転と同じくらい簡単に操作できる情報機器が実現するはずです.
- 「ヒューメインインターフェース―人に優しいシステムへの新たな指針ー」,Jef Raskin著,村上雅章訳,ピアソン・エデュケーション,2900円.「図書館」
- Macintoshの生みの親であるRaskinが書いた本.Normanとは違った視点から,人に優しい(使いやすい)システムを作るために必要なインターフェースについて述べている.
- 「ヒューマンコンピュータインタラクション(情報処理学会編集IT Text)」,岡田他共著,オーム社,ISBN4-274-13249-8,2800円.「図書館」
- HCIの入門書として適している.最新の話題も含めて網羅されている.
- 「認知インターフェース(情報処理学会編集IT Text)」,加藤隆著,オーム社,ISBN4-274-13249-5,2800円.「図書館」
- ヒューマンインターフェースの認知的要因に焦点を当てて書いてある.
- 「情報処理心理学入門I,II,III」,リンゼイ&ノーマン,サイエンス社,2900円.「図書館」
- 古典的名著.[重要]
- 「インタラクティブデザイン論」,クロフォード著,安村監訳,オーム社,4500円
-
- 「人を賢くする道具―ソフト・テクノロジーの心理学」,D.A.ノーマン著,佐伯訳,新曜社,3600円.「図書館」
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- 「テクノロジー・ウォッチング−ハイテク社会をフィールドワークする」,D.A.ノーマン著,佐伯訳,新曜社,2900円.「図書館」
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- 「コンピュータはむずかしすぎて使えない!」、アラン・クーパー著、山形浩生訳、翔泳社,2200円.「図書館」
- アラン・クーパーはVisual Basicを開発した有名なプログラマー.その彼が、「使いやすいソフトを作るためには,(プログラマーがプログラミングに入る前に)操作デザイナーがユーザのためのデザインをして,そのデザインにしたがってプログラミングすることが重要である」と主張している本.
- 「人はなぜコンピュータを人間として扱うか−「メディアの等式」の心理学−」,リーブス&ナス著,細馬訳,翔泳社.「図書館」
- 人はコンピュータのような新しいメディアに対しても人と同じような反応を示すことを心理学の実験を元に説明した本.
- 「感覚・知覚心理学ハンドブック」「図書館」
3.4 音声関連
- 「音の福祉工学」,伊福部達,コロナ社,3500円.「図書館」
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- 「聴覚心理学概論」,ムーア著,大串訳,誠信書房,4500円.「図書館」
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- 「コンピュータとのヴォイスコミュニケーション」,シュマント著,石川訳,サイエンス社,3600円
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- 「口ごもるコンピュータ」,岡田美智雄著,共立出版,1450円.「図書館」
- コンピュータのような人工物が我々の生活に入り込んでいくとき,コンピュータにはどのような能力が求められるのか,に関してわかりやすく書いてある本.口ごもるコンピュータとは,人間と対話できないコンピュータのこと.
3.5 ユニバーサルデザイン関連
- 「ユニバーサルデザインとはなにか −バリアフリーを超えて−」,古瀬敏 編著,都市文化社選書,2000円.「図書館」
- ユニバーサルデザインの第一人者である著者が,ユニバーサルデザインについてわかりやすく解説した本.
ユニバーサルデザインの7原則
- 誰にでも公平に使用できること
- 使う上での自由度が高いこと
- 簡単で直感的にわかる使用方法となっていること
- 必要な情報がすぐ理解できること
- うっかりエラーや危険につながらないデザインであること
- 無理な姿勢や強い力なしで楽に使用できること
- 接近して使えるような寸法・空間となっていること
- 「情報アクセシビリティとユニバーサルデザイン」,C&C振興財団編,アクセシビリティ研究会著,アスキー.「図書館」
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3.6 その他アクセシビリティ一般
えーと,ここに書く物がない...
3.7 データ分析,統計関連
- 「プロトコル分析入門」,海保,原田編著,新曜社,2500円.「図書館」
- 発話データの分析について詳しく書いてある本.ユーザビリティテストの時に必要になる.
- 「人間工学ガイド−感性を科学する方法−」,福田忠彦監修,サイエンティスト社,3000円
- 人間工学で用いられる評価手法を実践重視で解説した本.即役に立つ.
- 「認知研究の技法」,海保,加藤著,福村出版,2600円.「図書館」
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- 「あなたもできるデータの処理と解析」,岩淵千明編著,福村出版,ISBN4-571-20058-7,2600円.「図書館」
- 社会心理学を専門とする著者が,ユーザの視点に立って,卒論に必要な統計の知識を体系的に説明した本.
3.8 レポートや論文の書き方
- 4年次演習のための「卒論の書き方」
- [渡辺ゼミ必読文献]
- 「論文・レポートのまとめ方」,古郡廷治著,ちくま新書122,700円.「図書館」
- [渡辺ゼミ必読文献]
- 「レポートの組み立て方」,木下是雄,ちくま学芸文庫,780円.「図書館」
- 木下さんは「理科系の作文技術」(中公新書)などで有名な方ですが,この本は理系文系に関係なく読める本です.[渡辺ゼミ必読文献]
- 「『考える』ための小論文」,西・森下共著,ちくま新書110,720円.「図書館」
- 文系の大学入試では小論文が課されることが多いです.この本は,「入試問題を素材として志向と書き方を訓練する」,「広く考えて書きたい人−独自性のある文章を目指したい人のための」(2つとも前書きより引用)本です.
- 「レポート・論文の書き方入門」,河野哲也著,慶應義塾大学出版会,1000円.「図書館」
- テキスト批評の練習法が面白い.
- 「論文の書き方」,清水幾多郎著,岩波新書.「図書館」
- 極めて有名な本.卒論に取り掛かる前に是非読んでください.「書く」という作業がいかに大変なものかがわかる.
- 「情報検索のスキル」,三輪眞木子著,中公新書1714,740円.「図書館」
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- 「パラグラフ・ライティング入門」,橋内,研究社出版.
- 絶版かもしれないが,とても良い本.
3.9 その他
- 「情報検索のスキル−未知の問題をどう解くか−」,三輪眞木子著,中公新書1714,740円.「図書館」
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- 「CODE」,ローレンス・レッシグ著,山形訳,翔泳社.「図書館」
- おもしろい!詳細は時間ができたときに書きます.
- 「コモンズ」,ローレンス・レッシグ著,山形訳,翔泳社.「図書館」
- おもしろい!詳細は時間ができたときに書きます.
- 「インターネットヒストリー−オープンソース革命の起源−」,村井純監訳,オライリー.「図書館」
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- 「オープンソースソフトウェア」,オライリー.「図書館」
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- 「神のごとく創造し,奴隷のごとく働け!」,ガイカワサキ,ダイヤモンド社